「美しくて凛々しい山々に囲まれた山梨の春」
2010 / 03 / 27 ( Sat ) ![]() ![]() ![]() 富士山、北岳、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、茅ヶ岳…。日本の名峰たちが春の訪れを教えてくれる山梨。 残雪が残る雄大な山並みでも、裾野は山桜でピンク色に染まり始めたというのに、清里は真冬に逆戻りしたようで、今朝の部屋の温度6℃。うっすらと雪化粧したり、10センチぐらいもある霜柱がビッシリの毎日。 あちこちで桜の開花宣言があったり、写真のようにアルプス市の桜並木は春爛漫。 厳しい冬を乗り越えて、花の季節がやってきたとはいえ、桜の花は時季限定ゆえに華やかであるが、同時に儚くもある。 そして、桜の季節はいろんな出会いがあったり、別れがあったり。 花開く頃の新しい出会いには心ときめかせ、別れのやるせなさは舞い散る桜になぞらえることができる。 |
美し色の山梨に訪れる、春の鼓動。
2010 / 03 / 25 ( Thu ) ![]() 桜の花も咲き始め、これからの山梨は色とりどりの花で、いちばん鮮やかに輝く季節なのに、昨日からふつか続きの冷たい雨です。 雨の中、山あいの道を車で走っていると、木の上に何やら黒い物体が…。「えぇー、あれおサルさんとちゃう?」「いゃー、ホンマや。」 「雨降ってんのに、かわいそうやなぁ。」などと、とうちゃんとかあちゃんは車を止めて大騒ぎ。 仲間とはぐれたのか、木の上でひとりぽつねんと。メッチャさびしそうでした。 |
「さくら、サクラ、桜」さくらの季節です。
2010 / 03 / 23 ( Tue ) ![]() ![]() 毎日のように桜前線のニュースを耳にするようになりました。清里では、まだまだ肌寒い日が多いのに、用事で石和温泉駅まで出掛けてみると、なんともう桜の花が開花しています。 日本人にとって桜は、特別なもの。ウキウキしてとても華やぐ季節なのです。 桜の木の下でのお花見の情景は、心の庭ともいえる特別な時間と場所。誰もがそれぞれの住むところ、交わる人々との中で桜の思い出を重ねていく。 そして…、 皆それぞれが毎年春になるとそうした記憶がよみがえり、咲いた花をいっそう美しく見せるのです。 |
久しぶりに、「はんなり」した言葉に触れて…。
2010 / 03 / 22 ( Mon ) ![]() ![]() ![]() 「暑さ、寒さも彼岸まで」と言うけれど、清里はまだまだ寒い日が多く、昨日の昼過ぎには、小雪がちらつくし、今朝は霜柱がビッシリ。 お彼岸の三連休に、お越しいただいた関西からのお客さまの「はんなりした言葉」、久しぶりにとても心地良かったなぁ。やっぱり関西弁てええよなぁ 滋賀からのお客さまだったんだけど、とっても優しい語り口。「京都に近いとこやからかなぁ。」なんておっしゃってたけど、同じ関西人でも大阪や神戸とは全然違う、ホンマにはんなりした、優しい話し方でした。 そして…、 ごん太もたっぷり遊んでもらって、チョーご機嫌! |
3月19日、今日は長男の誕生日です。
2010 / 03 / 19 ( Fri ) ![]() ![]() と、言っても30年以上も前の話なんだけどね。 当時、会社勤めしてたかあちゃんは長男が生まれる2ヶ月前まで働いてたんだ。大阪市内の会社までは片道一時間ぐらい。通勤電車はメッチャ混んでたんだけど、私鉄と地下鉄を乗り継ぎ、大きなお腹でようガンバったなぁってつくづく思う。今みたいに、お年寄り、妊婦さんの「優先座席」なんてなかったような気がする。 予定日は3月14日だったんだけど、少し遅れて陣痛が始まったのは18日。18日に入院したんだけど、生まれたのは19日のお昼。陣痛が長引いて、辛くって、痛くって、「ギャー」って大声出して、走ったら気持いいだろうなぁ、って思ったりもした。まぁ、ありえへんことだけどね。だから生まれた時は、メッチャ爽快な気分に包まれて、嬉しかったなぁ。 そんな息子も、もう30過ぎのおっちゃんになってしもたんや。かあちゃんも年とるわけや!? 清里より、ケーキを食べてお祝いしてますよー。 |
春を探して…。
2010 / 03 / 18 ( Thu ) ![]() ![]() ![]() ![]() 「なごり雪」を口ずさんでみたくなるようないちにちです。暖かい日が数日間続き、一週間前の雪もほとんどなくなったのに、三時過ぎからまた雪がチラチラしています。 春を待ちかねるように、お散歩がてらごん太と一緒に「小さな春」を見つけに行きました。風はまだ少し冷たいけど、草木は芽吹き初めています。壇黄梅、彼岸ザクラも咲き始め、足元にはスミレも。小さな、小さな「春」、見つけました。 清里に降る雪は、これが最後? |
はなみずきごん太君、「ちょっときどってみました。」
2010 / 03 / 15 ( Mon ) ![]() ![]() ![]() 3月も半ばというのに、はなみずきのある標高1100メートル辺りでは春まだ浅く、この間は大雪に見舞われたり、霜がおりたり、長い冬が粘っています。 12月から続く冬景色は、いつになったらピリオドを打ってくれるのでしょうか? 清里の長い厳しい冬の間、自前の豪華な毛皮を身にまとってたごん太君は、一足早く毛皮を脱ぎ捨てました。 お気に入りのトリマーさん、「すみこお姉さん」にキレイにトリミングされ、イタズラごん太君、ちょっと気取ってみました。 |
毎日のほとんどは、「これでよくないのだ。」の連続なのだ。
2010 / 03 / 14 ( Sun ) ![]() ![]() アニメの中で、「これでいいのだ。」なんて、幾度も繰り返してた言葉があったけど、現実はままならない。うまくいかないことばかり。 4、5日前の大雪で、周辺はまだまだ雪がいっぱい、倒木もいっぱい。外に行くこともままならず、こんな時は針仕事に精を出すしかない。時間がたっぷりありすぎて、大雑把で「人生なんて成り行きまかせ、風まかせ、どうにかなるさ。」のかあちゃんでも、手を動かしながら、何やかんやと、少々考えることもたまにはある。 「これでいいのだ。」なんてことはなく、毎日のほとんどが、「これでよくないのだ。」の連続だ。 自分を責めて、誰かを責めて、何かを責めて。そして、やっぱり自分を責めて、後悔して妥協して、諦めて…。 人生、うまくいかないことと、辛いことと、つまらないことの繰り返し。でもそのあいだに、愉快なことや楽しいことが、うまいこと挟まるようにできている。そうでなかったら、今まで生きてこられへんかったやん、なあ! 雪景色を眺めながら、花咲く春を思いつつ、お花をアップリケしたバッグ、作ってみました。 |
春なのに…。
2010 / 03 / 10 ( Wed ) ![]() ![]() ![]() きのう一日中降り続いた春の大雪で、県内は寸断されました。倒木で電車は運転を見合わせたり、道路は事故続出で、通行止めになったり、交通機関に大きな影響がでた模様です。 はなみずき周辺でも朝から近所の人たち総出で道路の雪かきです。モロアの森でも雪の重みで沢山の倒木、屋根から落ちるドカ雪で、もう少しで車がペチャンコになるとこでした。 ふんわりした綿帽子のような雪は、まばゆいばかりにとってもキレイで、白無垢を着た花嫁さんを連想します。そんな純真無垢な花嫁さんも、雪害のようにいつの日か「牙」をむくようになるのでしょうか? 一日中「積雪」に振り回され、へっぴり腰で雪かきをするとうちゃんなのでした。 |
3月9日、大雪になった清里。
2010 / 03 / 10 ( Wed ) ![]() ![]() 10時すぎから降り始めた雪で、清里は30センチもの積雪になりました。降り始めの頃、大はしゃぎで雪まみれになりながら駆け回るごん太君。 ひとしきりごん太と遊んだ後、おバカキャラ全開のごん太のとうちゃんとかあちゃんは、「どの辺りまで雪が降ってるんか見に行かへん?」なぁんてネ、どちらからともなく言い出して、町まで下りて行くことに。 「うわぁ、降ってるやん、降ってるやん!」須玉まで下りても、韮崎まで行っても、一面真っ白な銀世界。 清里は雪でも、なかなか下の方までは降ってないことが多いんだけどね。 それから、南アルプスの方まで出掛け、雪が降ってるのを見届け、買い物を済ませ、帰ることになったんだけど、積雪で車が渋滞して動いてくれへん。 やっとのおもいで、清里まで帰って来たんだけど、雪が深くて車がモロアの森を上がられへん。仕方なく車を道端に止め、歩いて帰る羽目になった、おバカな「トラ子とトラ夫」夫婦なのでした。 |
「な、なにー?、そこのお母さんたち、ちょっと待ってよ!」
2010 / 03 / 08 ( Mon ) ![]() ![]() 清里での厳しい冬にもやっと慣れ、長い冬眠生活も三度目を終えようとしています。 里山ライフは快適そのものだけど、時間はゆっくりとながれ、少々退屈な時も、ままあり。そんな時は、お抱え運転手付きで街まで出掛けるのだけど、田舎の人はおおらかと言うか、無頓着と言うか、車の中でハラハラのしどおし。 左右みないで横断歩道の無いところを横ぎってみたり。この間も幼稚園児のお迎えらしいお母さんたちが、すぐそばにある横断歩道を渡らないで車の前を横断。 「えぇー、ちょっと待ってよ。」って、言いたくならへん?困った大人にしないために、良い事と悪い事は今のうちに教えようよ。それでなくても困った大人が増えてるって言われてるのに…。 どこにでもゴミを捨てたり、平気な顔で行列に割り込んだり。マナーを守らなかったり。悪い事はきちんと叱り、良いことはちゃんとほめてあげる。子どもの頃に約束したことは、大人になってもきっとできると思わへん? なぁんてね、ちょっと偉そうなこといったけど、「あんたの息子たちは立派に育ってんの?」と、問われたら自信はないねんけどね。 久しぶりの暖かい陽射しに、ぼんやり微睡むごん太君なのでした。 |
今日は啓蟄。
2010 / 03 / 06 ( Sat ) ![]() ![]() 啓蟄の頃になると、長い間土の中で冬ごもりしていた虫たちが、穴を啓いて地上にはいだして来る頃です。暖かくなって、地上は楽園になるというのに、今日は冷たい雨のいちにちです。 三月に入り、お天気の移り変わりは激しく、雪が降った次の日は清里でも気温が22℃になったり、そして今日は冷たい雨。天気予報によれば、向こう一週間は雪の降る日が多いらしい。 寒い冬の間は、せっせと針仕事。「スーとビリー」の刺繍をしたパッチワークのバッグが出来上がりました。 |
うれしい、楽しいひな祭りは、ちらしずしで…。
2010 / 03 / 03 ( Wed ) ![]() ![]() 女の子の成長を祝う、桃の節句。春の訪れを喜ぶ意味では、女の子に限らず、楽しい記憶とともに伝えていきたい伝統行事です。 大人になって結婚して、息子たちが生まれ、残念?ながら娘には恵まれなかったけど、桃の節句に季節を感じ、毎年ひなまつりの食卓をしつらえてきた。 しいたけ、かんぴょう、にんじんといった五目の具を煮たり、酢めしを用意したりと手間ひまかけたちらしずし。だが、子どもたちの舌にはどうも合わなかったみたい。お皿にとり分けたのを、仕方なく?嫌々?もそもそと食べていたような記憶がある。 しかし伝統行事を通して覚えた「季節を楽しむ心」は、かならず生活を豊かにしてくれる。親から子どもたちに伝えることができる、大きな財産だと思いませんか? |
弥生三月、節目の月でもあります。
2010 / 03 / 02 ( Tue ) 清里では、まだまだ梅の開花にはほど遠いけど、買い物がてら街に行く途中にはもう梅の花が満開。やはり清里とはこんなに気温の差があるのかと、痛感している。
昨日、1日は卒業式のところも多かったみたいで、街には卒業生と父兄でいっぱい。 そしてこの春、いろんな節目を迎えようとする人も多いと思う。目標に向かい、一気にのぼれきれないときは、一度バックし、折り返して、自らに力を貯める「スイッチバック」のような知恵と心持ちも大切だと思う。今までの長い人生の中で、何事に関しても、「引き返す。」という勇気がいちばん必要だったような気がする。 |
弥生三月、鶯の声。
2010 / 03 / 01 ( Mon ) ![]() ![]() 1月、2月と、あっという間に過ぎて、やわらかい陽射しの3月に入りました。高原の3月は完全な冬でも無い、さりとてまだ春ともいい難い、複雑な季節ですが、暖かい陽射しを浴びて雪解けの始まった野山に「春探し」に出かけてみませんか? シーズン最後のスキーを楽しむのもよし、いちだんと輝きを増した陽射しの心地よい部屋の中でのんびりくつろぐのもいい季節。 はなみずきの庭にも、「福寿草」に続き、真っ先に春を告げる「ふきのとう」が顔をだし、チューリップ、水仙も「春遅し」というように、いっせいに「芽」を出し始めました。といっても、清里ではまだまだ残冬の気配。寒気はおさまってきたものの、「早春賦」の一節がぴったりとくる今日この頃なのです。 「春は名のみの風の寒さや 谷の鶯 歌は思えど 時にあらずと 声も立てず」 |
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